独特の雰囲気が漂うゲーム(?)「The End of the World by Sean Wenham」

ラジオ世代なのでポッドキャストが大好き。そんな僕がお気に入りのポッドキャストタコおやじがぶつくさ言うラジオ~タコラジ!! で紹介されていた、The End of the World by Sean Denham が気になったので早速プレイ。 the-end-of-the-world.jpg

このゲームは、横スクロール探索ゲームで、イングランドのニューカッスルを舞台として、ひとりの孤独な男が主人公。 あらゆるものが崩壊し最後に生き残った主人公、崩壊後の世界を過ごす日々と所々に出てくる時計などによって過去の生活を垣間見ながら、プレイヤーは、主人公が見る世界を通して、どのように世界が終わったのかを解明していく。

とまぁ、一通りプレイし(15〜20分ぐらいの話)、2つエンディングを見た。映像や音楽はとてもよく、雰囲気たっぷりだが、いかんせんゲーム部分が残念。終了条件が分からなくブラックアウトして止まる場所があちこちにあり、ストーリーというほど長いものでもない様子。セリフや文章的なのものはないので、英語でも問題なくプレイできるが、もうちょっと完成度を上げては欲しかったなーという感想。ビジュアルも好きだし、もっと面白くなる要素は多いだけに、残念。

しかし、なぜ作者は、このゲームを作ったか、どのような心理状態の時に作者はこの作品を作り上げたのかがものすごく気になる! 愛を失った人間が、失った愛への後悔の念を、このゲームを作ることで表現しているような気が僕はしています。もしくは、ゲームを作っていって(いつでもPCを手放さず)、呆れられて愛を失ったのか。

自分の一つの感情を、カジュアルに、ゲームという形で表現するというのは新しい表現方法なのかもしれない。

参考