今年ハマったインディゲーム 2014年版
やたらハマった!気づいたら一日が終わっている!これはやっと系インディゲームを紹介する。
Papers, Please
数々の賞を総なめしたインディーゲーム。ほんと独特の雰囲気にメロメロ。音楽も頭に残るし夢に見る。次々に増える規則に如何に対応するか、人間性をなくし、いかに機械となるか。運用する手間を考えずに、規則を作れば解決だと思ってる人々をぶち殺したくなる一方、簡単に賄賂に塗れた小役人になりさがる自分を見ていて、人間だものしょうがないと開き直る楽しさ。iOS,Vita,PS4に移植決定。
Factorio
ここ最近のシステム開発のトレンドは自動化。自動化が上手くいった時の快感といったらない。今やマインクラフトはとても有名で、ものづくりの楽しさを伝えてくれる。でも僕はプログラマーだ。プログラマーの美徳はなんだ。そうだ「怠惰・短気・傲慢」。全て自分で作らなきゃいけないなんて、そんなめんどうなことやってられるか!そんなひとならFactorio。車輪の再発明はするんじゃない。Don’t Repeat Yourself!! D.R.Y! D.R.Y!。炭掘なら、掘削機を!高速輸送なら、ベルトコンベアを!敵襲にはレーザー砲を!すべての作業にドローンを!僕らの命の電気を起こせ!
Gone Home
数々のベストゲーム賞を取ったけど、これはゲームなんだろうか、いやゲームは既に遊びではない。もはや、ゲームとは今までのゲームを超えたそれは新しいジャンルなのだ。映画もゲームだ。小説もゲームだ。どんどん広がっていく、ライフイズゲームだ。医療の世界で知られるナラティブという言葉が、今ゲームの世界で広がるつつある。正確な定義は分からないが、同じものを見ているはずなのに、皆心に宿る想いは違う。そんなコトが可能なゲーム。それがGone Homeだ。Gone Homeは短い。すぐに終わる。あっという間だ。それでも何かが心に残る。あと有志が作った字幕がすごい。
Banished
故郷を追われた追放者(Banished)たちが、厳しい自然の中で手を取り合って生きていく。ただそれだけ。ただそれだけなのだ。この中世版シムシティと呼ばれるようなこのゲームの自然はとても厳しい。生きていくというだけで難しい。だからこそ価値があるのだ。ただ、流れる景色と移り変わっていく四季を眺めているだけでも、楽しい。ほぼ一人で作ってるとは思えないぐらい美しい。一人ひとりに名前があり、一人ひとりが人生を歩む。それを眺めてるだけでも、楽しい。気にかけてた幸福度が低い家族の旦那がいつの間にか子供と二人暮らしになっていて、嫁が別の男と満点の幸福度で過ごしていたりするのを心の奥がキュッとするけど楽しい。